アラフォーの婚活で生じる年齢と世代の壁

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それでも立ちはだかる年齢(検索)の壁

検索可能範囲の罠

皆さんもよく知っていると思いますが、婚活サイトも結婚相談所でもまず皆さんが男性を探すときに何をしますか。

最初の項目はだいたいこれだと思います。

「年齢」
プルダウンなどの選択で、

「20~24歳」「25歳~29歳」「30歳~34歳」「35歳~39歳」「40歳~44歳」

こうなっているのがほぼ全部でしょう。

例えば子供を希望する39歳の男性はやはり年下がいい、自分より5歳ぐらい下と考えると、「30歳~34歳」を選びます。悲しいかな男性は、ほぼほぼ(感覚的には8割以上)年下を求めるのです。
この検索幅に慣れてしまうとキリがいい数字は対象外に外されることが多いのです。例えば男性が検索範囲を「34歳まで」は35歳の人が「39歳まで」では40歳になった貴女はまず選ばれないのです。自分と同年代の男性には、顔どころかプロフィールを見る以前に年齢検索という壁に弾かれ永遠に自分の存在を知られないままなのです。

関係ないけどこの女性、みーこに似てる…!

女性側はどうでしょうか、自分と同年代か年下を希望する方が多いと思います。で、この人いいかも!と勇気を出してアプローチしても男性側からしたら、見たこと無い、どちら様?となってしまうのです。

条件ありきの婚活、入り口から互いの願望は完全にすれ違ってしまっているのです。


男性の皆さん、誰でもあった中学生や高校生の時代、同じクラスの女子に恋していた気持ちは忘れてしまったんでしょうか?勿論、結婚となれば話は別というでしょうけれど、純粋に気になります。え、結婚と恋愛は別だって?
それはそうでしょうが、流石にその年代で結婚は考えてませんよ、ね…?

出産のリスクに対する男女の認識の差と婚活の現実

男性側の言い分もわかります、

「子供が欲しいけど同年代のアラフォー女性はリスクが高い。だから、選ぶのは30代前半」

(本音の所若い女性がいいから体のいい理由をつけている所も実際あるんだろうと個人的に思ってはいますが)


そして女性側、一緒に子育てできる人がいい、年齢が上すぎると一緒に子育てできない教育費とかの心配もある。
前述のように互いの願望が完全にすれ違っているのです。

アラフォー男性は自分より5歳以上年下がいい。
アラフォー女性は自分と同年代、もしくは年下がいい。


こうやって行き違いが生じた結果互いの望む相手が見つからず、「妥協」してみるもののやはり感情とのバランスが上手くいかず婚活の沼にハマりがちなのです。

35歳以上は高齢出産と呼ばれる現実、そしてそこに生じるリスクを認識することは男女とも何より大切。


認識しつつブライダルチェックにいってみようかと提案してくれる、または提案を受け入れてくれる人がいいですね。
ともに歩んでいく人生だからこそ、一方を責めちゃいけない、たとえどちらかに問題があってもその解決に向かって進んでくれる。若しくは子供ができなくても二人でもいいと行ってくれる方を選びましょう。

最後にちょっと話題が逸れて、すごくオンタイムな話しになりますが、昨日お笑い芸人のハライチの岩井さんが結婚を発表。なんとお相手委は19歳の女優!!!全く自分と関係のない方なので、おめでとう!という気持ちはなるけれど、複雑な気持ちはぬぐいきれません。
自分の子供が、と考えると流石に反対はしそう…そしてそれ以上に婚活男性がなら自分もいけるよな!という謎の自信を持たないかどうかが気がかり。いるんですよね5.60代の方が(今更)子供が欲しいから30代を希望します!と鼻息荒くして結婚相談所の扉を叩いてカウンセラーを困らせる話。その要望に見合うだけのスペック(外見や年収や経歴)をお持ちの方ならともかく、年収200万の派遣の方に言われると私がカウンセラーなら間違いなくグーパンチしてますね。
皆さんはどう思いましたか?

世代の壁~専業主婦を望むのは罪?~

アラフォー世代、私達の世代の親の年齢は70代だと思います。
今と比べると共働きがそれほど浸透しておらず、男は家で稼いでくるもの、女性は家を守って子育てをするもの
という観念の方が浸透していました。

なので一定数います。

今自分の年齢を思い出したの?とツッコミたくなる子供がいる家庭に憧れた退職間近の男性。
母親が専業主婦だったから結婚してからは自分も専業主婦は当たり前!という家事手伝い歴40年の女性。

自分の家は~だったから、とか母親は~だったからとかでそうなる自分が当然と思ってる人がいます。
今は時代が違うのです、そして家族と言えど夫や妻は他人なのです。

50代60代になってから子供を欲しがる男性、逆を考えてください。貴女が20代の女性だったと仮定します。

-ほら、貴方を選ぶと思いますか?

数億の資産があれど、その年齢から子供を欲しがりラッキーなことに女性と結ばれて子供が生まれ、そしてその子供が成人する頃には失礼ながらそろそろ老人ホームの事や介護のこと、もしかしたら終活の最終段階に入っているかも知れません。それなら離婚歴ある子連れ女性をターゲットにした方が賢明と言えるでしょう

まっくす

俺は子連れ女性OK、年上もOKにしてたよ。実際会ったりもしていた。
でも会社でバツイチ同志でコンパに誘われて行ってみたら…

あこや

自分の母親世代だったんだよね。話を聞いた時は笑ったよ笑


同様に専業主婦を希望するのならそれなりの稼ぎがある男性と結婚しなければなりません。
残念ながら今の日本の働き世代の年収は、アラフォー世代の親が稼いでいる年収と殆ど変わっていないのです。
だから結婚へのハードルが上がり、晩婚化が進み、婚活中の男性陣で俺が養ってやるぜ!!という男前な人はポケモンのレアカード並になってしまったのです。
ここ30年の平均年収は、

  • 1992年の平均年収:455.0万円
  • 1997年の平均年収:467.3万円
  • 2022年の平均年収:457.6万円


ほら。変わっていませんよね。


なのに30年前と物価を考えてください。
マクドナルドのハンバーガーが80円だったり、駄菓子屋のものが100円を握りしめていたらいっぱい買えていた事を覚えていませんか?物価高&税金増のWアタックで余裕がある家庭が少なくなってしまったのです。
なんならスガキヤのラーメンは30年前は270円だったのに今は390円ですよ!


男が養うのが当たり前の時代は終わってしまったのです。
結婚とは共に生活し、生を遂げるまで助け合うものです。一人の時の寂しさを、知っているからこそパートナーを求めたのではないですか?「母親みたいに養ってもらうのが当たり前」という親世代の鎖を切って、自立した女性の自信をつけた時、また新しい婚活の道が開けると思います。

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